電車好きの息子が、2歳から4歳の間に繰り返し読みました。
このシリーズ、船、飛行機、バスと続きますが、どの本も大好き。
毎度毎度、おいしそうな食べ物が登場し、ちょっとした(でも子どもにとっては大きな)ハプニングが起こります。
シリーズの第一作目の「れっしゃのたび」は、お姉ちゃんと二人の弟、子どもたちだけで列車に乗っておじいちゃんの家に行きます。
毎度おなじみのグルメコーナーでは、おいしそうな駅弁が登場。フルーツサンドイッチ弁当、だるまさん弁当、オムライス弁当です。息子は、「お母さんはどれがいい?俺はフルーツサンドイッチがいいな」などと読むたびに聞いてきます。
そして毎度おなじみのハプニング。今回は、弟が切符をなくして、顔面蒼白。大人だったら、「なくしました」と駅員に言って差額を払って終わらせるところでしょうが、子どもはもうパニック寸前。
子どもたちのやることなすことすべてがリアルです。セリフもまさに私が子どものころ、姉としたやりとりとまったく一緒。
子どもの気持ちをここまでリアルに表現できる工藤ノリコさん、きっと想像力の豊かな方なんだろうなと思います。
ちょっと漫画っぽいタッチの絵ですが、表情豊かなペンギンたちがかわいいです。