四年に一度、夏の初めに開かれるのカエルのオリンピック、「ケロリンピック」。
朝からおひさまが出ていてスポーツ日和と思いきや、村長さんの挨拶は「ちょっと ざんねんな おてんきですが…」。
そうか、カエルには雨の方がいいんですね。
テンポ良い文章(ときどき、韻を踏んで詩のような部分もあります)、びっしり描き込まれた個性溢れるカエルたちの動作や表情、カエルならではの競技の数々、お天気の神様など、最初から最後までユーモアに溢れています。
カエルたちのパワーに押されてエンディングまで一気に読み進め、ああ面白かった…と大満足な一冊でした。