主人公の小鳥は、自分の歌を忘れてしまいました。
だから、春になって他の小鳥が次々と結婚相手を見つけていく中、この小鳥はひとりぼっちのままでした。
ぼくのうた、なんだっけ?
試しに、
「ワン」
と鳴いてみました。
そうしたら、犬がやってきました。
次に、
「ブーブー」
と鳴いてみました。
そうしたら今度は、ぶたがやってきました。
こんな感じで色々と鳴いてみるのだけれど、小鳥はやってきません。
ぼくのうた、なんだっけ?
とてもかわいらしい絵本です。
ただ、ここでご注目。
そのまま読むほかに、こんな読み方もできます。
1ページ目に、一羽の小鳥を除いた全ての登場人物が描かれています。
この耳は……。
この鼻は……。
読み進めながら、どの動物がどこに隠れているのか、探してみてください。