「この真っ赤なちっちゃいきかんしゃのぼうけん」シリーズはいつもどことなくとぼけたお話でよく手に取るのですが、これはきれいで楽しいのだけれど、この「あおだすすめすすめ」は思わず『こわっ!!」と言ってしまいました。
回り道のため、とにかく青信号を行くように言われた運転士のダフィでしたが、信号の示すまま、自分は何も知らずに海の下や、他国の線路を走り続けるのです。
しかも、水や石炭も十分ではなく、水が無くなって池で汲んだり、石炭が無くなって枯れ木を集めたりして走ります。
島国日本では絶対考えられませんし、こんなに準備不足な鉄道なら、一日持たずにつぶれてしまいます。
怖いと思いながらも、この物語が成り立つ大陸に思わず心ときめいてしまいますね。