電車好きの息子は、まっかなちっちゃいきかんしゃのぼうけんシリーズはすべて大好きですが、
中でもこの本のポイントは、
一生けん命仕事をする喜びを知る、ということでしょうか。
まっかなちっちゃいきかんしゃは、まだまだ現役ですが、
特急列車も、トラックも走る現代のため、
古くて役に立たないと、いつもバカにされています。
でも。道路が渋滞し、物流がストップしたある日、
大きな仕事が一気に3つも舞い込みます。
船で運ばれてきた家具を取りに港に行き、
石炭を取りに石材所へ、
木材を取りに山へ行きます。
たくさんの貨車を連結し、
今は使われていない錆びた線路を進みます。
連結した貨車の長いこと。
数を覚え始めた息子は、一生けん命貨車を数えました。
大仕事をやりとげたジャックとダフィとまっかなちっちゃいきかんしゃ。
皆の表情は、誇りと喜びに満ち溢れていました。