2007年度読書感想文コンクール小学校高学年課題図書。
私の好きなファンタジー世界でとても読みやすかったです。
特に、いろいろな伏線が次々につながっていく展開、
何より自然に対する温かいまなざしがとても素敵です。
主人公と一緒に、山小屋の住人のようになった気分になります。
大学を卒業したての草介は七草ヶ岳の山小屋で小屋番のアルバイト。
冬を目前に、一人で小屋番を任された草介が体験した不思議な出来事・・・。
キーアイテムは小屋の忘れ物箱に入っていた品々です。
不思議な出来事とはいっても、全て自然との関わりがベースになっています。
草介の素朴な人柄も清々しいです。
本当に山小屋に泊まって、爽やかな山の自然を満喫したような読後感でした。
いえ、できれば七草小屋に行ってみたい!というのが本音です。