小学校二年生の教科書にも採用されている、あまりにも有名なモンゴルの民話。
私も小学校の頃に教科書で読んだ記憶はありましたが、今回初めて絵本で読んでみて、こんなにも悲しいお話だったのだなと知りました。
貧しい羊飼いの少年スーホが拾った一頭の白い馬。
大切に大切に育てていたのですが、とのさまの開く競馬の大会で一等になったのに、貧乏な羊飼いだからという理由で不当な扱いを受け、馬をとられ、最後には弓をうたれ、殺されてしまうのです。
最後に、スーホの夢に白い馬が出てきて骨や皮を使って楽器を作るように言われたことから、楽器を作り、この事から馬頭琴が生まれたとかかれていました。
殺されたままで終わるのではなく、楽器としてでもスーホと白い馬は近くにいることができたことに救われる結末でした。