「ベルナの目はななえさんの目」を読んで、盲導犬の存在を初めて知った娘ですが、何十回も繰り返し読むうちに、盲導犬に対する理解も深まり、ベルナは娘にとっても特別な犬になったようでした。
これは、ベルナの「お母さん」、ななえさんに赤ちゃんが生まれ、ベルナがおねえさんになったお話です。あんなに子どもをほしがっていたななえさんに、赤ちゃんが生まれたと知って、私も娘も、まるで自分のことのように喜び合いました。
前作ほどの鮮烈な感動はないけれど、ベルナの、盲導犬としてではなく、普通の犬としてのかわいらしさや無邪気さが伝わってきて、我が家の飼い犬を見ているように、純粋に楽しめました。