子供って、お医者さんは大嫌い。
そのくせ、お医者さんごっこが大好きなように、お医者さんのお話も大好きなわが子。
「もりのびょういん」その題名だけで、これは喜ぶに違いないと、図書館で借りてきました。
動物といえば、キリン、ぞう、さる、ライオンなどを思い浮かべるけれど、この絵本の中に出てくる動物たちは、ちょっとかわっています。
タスマニアデビルに、ウォンバット、エミューと続けば、いったい、これはどこの森なんだ?という感じ。
「お母さん、どれがウォンバットなの?」
「ウォンバットってどんなの?見たことあるかなぁ。」
と聞いてくる息子に、これがそうよ、これよ、と指さしながら、読みました。
息子が一番興味をしめしたのは、治療の器具が勢ぞろいしているページ。
「むしめがねってどうやって使うの?」
「はさみは、何をする時に使うの?」
って。怖いもの見たさ、みたいなものでしょうか。読み終わってからも、そればかり聞いていました。
大勢に読み聞かせするには、ちょっと遠めが聞かないかなぁと思う絵柄だけれど、お医者さん好きな子供には、楽しい1冊じゃないかな。