歯が抜けたお友達がちらほら出始めた、年長の息子に読みました。
息子自身はまだ1本もぐらついてもいないのに、
なんとなく気になるんでしょうね、時々口を触りながら聞いていました。
初めて歯が抜けた「ぼく」
すきっ歯のスースーを楽しんだり、
コーンを挟んだり、
ストローを咥えてみたり、ちょっとハイテンション。
さて、これからこの歯をどうする?
我が家も含めて、今の住宅事情では縁の下と屋根の上に投げるのは
難しいから、
各家庭でいろんな「抜けた歯のお取り扱い」ストーリーがありそうです。
息子は、オレは歯が抜けたらコインに変えてもらう!と大張りきり。
でもつい私も「ここは外国じゃないからねぇ」とおさめてしまいました。
夢があっていいのだけれど、兄弟げんか勃発間違いなしなので・・・。
へその緒よろしくとっておく約束になりました。
大島妙子さんの絵が大らかで茶目っ気たっぷりなこの家族にぴったり。
特に、歯が抜けた口の中から覗きこむ大人たちを描いた表紙のアングルは見事!
読者だけが見ることのできる、こんな楽しいアングル、写真じゃ撮れないですよね。
子どもにとって初めての歯が抜けるってちょっとした事件みたい。
でも、楽しんで迎えられそうです。
歯が抜け始める年長さん位からすきっ歯で暮らす小学生のお子さんに
おすすめします。