雨男のてるてるぼうず。みんなから『あめふりお』と呼ばれています。
そんなあめふりおが、会ったことのないお日様に会いたくて旅に出ます。
小さなあめふりおが、びしょ濡れになりなって歩き回る姿は、なんとも切なく、寂しい気持ちになります。
でも、公園で出会った、お日様みたいな女の子と仲良くなり、雨の中で、そして家の中で、雨の日でも楽しめる遊びを一緒にします。
(水溜りで遊んだり、濡れたクモの巣の雫を見たり、空を見上げて雨を飲んだり。私も子供の頃していたなぁって、懐かしかったです^^)
でも女の子は明日ピクニックに行くと知ったあめふりお。「きみのねがい、きっとかなえてあげる」と、女の子が眠っているあいだに立ち去りました。あめふりおが雨を連れて行ってくれたおかげで、だんだん晴れてくる空。
あめふりおは自分ができることを見つけ、胸を張って歩いていきます。が、読み手は涙・涙ですね。せっかく仲良くなったのに・・・。結局は“あめふりお”の運命を背負って生きていくのでしょうか。あめふりおのその後が気になって仕方ありません。