子どもの頃 道徳の時間にこのお話を聞いて涙が止まらなかったことを覚えています。戦争って本当に怖いと思ったのを覚えています。
子どもが小学生になりこのお話を道徳の時間に習ったか聞いても「習っていない」と聞いてびっくりしました。
我が家では終戦記念日が気が付くと毎年一冊ずつ戦争に関する本を読みきかせしています。幼稚園の頃読んだのがこの「かわいそうなぞう」でした。ちょうど動物園に遊びに行くのを喜んでいた時期だったので、毒入りの餌を差し出されたページでは「ダメ、食べたら死んじゃうよ」と言い、餌を食べず飢え死にしたのを見てポロポロ涙を流したのを覚えています。
私は読み聞かせボランティアをしているので、夏休みの学童保育の時間にこの本を読み聞かせしました。三年生のクラスで読んだのですが、やはりこの話を知らない子が多く、本当の話だと知って「戦争はいやだ」と言っていました。
親から子へ、そのまた子へと代々読み継がれてほしい一冊です。