冒険漫画です。
コマ割り絵本とか、漫画風の体裁といったちょっと曖昧な表現をされている方もいますが、
どこからどう見ても漫画です。
横書きですし、たむらしげるさんのタッチは、
「タンタンの冒険」シリーズのようなヨーロッパの漫画のような印象を受けます。
我が子は漫画が大好きですし、
私は子供に漫画を与えることに全く抵抗がないので、
自信をもって「漫画です」と言えます。
曖昧な表現をされている方は、漫画を与えたくないという思いがあるのでしょうか。
レビューを読んだ方が誤解するといけないので、
敢えて言いますが、この本は「漫画です」。
内容は、ルネくんという少年と博士が、
ぜんまい式の旧式ロボットに頼まれて、
ロボットの国の発電機を直しに、冒険旅行に出るという設定。
最後は、ロボットの国を救うために、ぜんまい式ロボットが自分の部品を提供するというちょっと切ない終わり方です。
ロボットやルネくんを始め、登場人物は皆とても心が優しいのです。
4歳〜とありますが、漫画なので、読み聞かせはちょっと大変。
自分で読めるようになる5、6歳くらいからがオススメです。