電話で子どもたちのことを母に話すと、よくわたしの子ども時代の話になります。わたしも子どもの頃は同じだったと言うのです。この絵本を読み、ふと母の一言を思い出しました。「よくひとりでぺちゃくちゃお喋りをして、楽しそうに誰かと遊んでいるようだった」のだそうです。わたしも主人公レオンのように、見えない友だちと遊んでいたのかもしれません。
新しい街に越してきたレオンは、ボブという見えない友だちといつもいっしょでしたが、ある日すてきな出会いを体験します。見えない友だちもいいし、本当の友だちもいいし。2人のすてきな友だちに出会えたレオンは、しあわせ者だと思いました。
息子が結末を当ててしまいビックリ。小さな友だち物語は、きっと子どもの心にも印象に残るでしょう。表紙・裏表紙見返しも物語の1部になっているのでお見逃しなく。