図書館でなんとなく手にしたのですが、今の季節にぴったりの一冊でした。
私たちの住む地域ではまだまだ田んぼが残っていて、ゴールデンウィークは田植えの最盛期なんです。
おむすびさんとたくさんの助っ人たち(この助っ人のメンツが面白い)が「せっせのせ」と田植えをする姿は楽しそうですが、これって重労働なんですよね。
一日の作業が終わったころには、みんな泥だらけで、腰がかちこちです。でも梅干さんだけは腰がないので元気っていうのが笑えました。
そして泥と疲れを洗い流すのはやっぱりお風呂!みんなで背中の流しっこはまたまた楽しそ〜。
野良仕事とお風呂、そして隣村同士の助け合い。
日本の古きよき風習が、かがくいさんの手によって、生き生きと、そして面白く描かれている素敵な絵本でした。