長生きしているおばあさんの孤独を感じさせる絵本です。
長生きしすぎて(?)、知っているものがいなくなってしまったという発想が、辛く感じました。
飛びっきり弾けた生活をしているようで、車や道具たちに名前をつけて家族のように接しても、可愛い子犬に名前をつけようとしないのは何故でしょう。
いつか死んでしまうからという考えに、この絵本は問題提起しました。
大切なものは、名前を持ってこそ親しくできるのですね。
「ラッキー」と名づけた犬と、これからをもっと楽しく生きることが、おばあさんの生きがいでありますように。