二人の友を失った王は、永遠の命を探す旅に出ます。
古代の文明都市にとって、洪水は避けられない恐ろしい災害だったのでしょう。
この物語にノアの箱舟のエピソードがあります。
大洪水で何もかも流された後の希望の話なのでしょう。
そして、永遠の命は存在しないからこそ、生き抜かないといけない。
そうずれば、その信念は人々の心に生き続ける。
それが永遠の命なのだ。
むずかしい重いテーマが込められています。
三冊を読みきると、心に何か生まれるような気がします。
子どもたちに読んだという満足感がある絵本だと思います。
後にこの物語に出会った時に、また感動がよみがえると思います。