やわらかい色調の絵に惹かれて読んでみました。
かあさんぎつねとこぎつねが一緒にくらしているのですが、ある日、こぎつねが死んでしまいます。
かあさんぎつねの悲しさがひしひしと伝わってきて、まるで自分がかあさんぎつねになったような気持ちになり、涙ぐむほどです。
子供を失う悲しみは、想像以上なのでしょうね。
でも、悲しんでばかりもいられません。
かあさんぎつねも、ある出会いから悲しみを乗り越えて、元気をとりもどすことができるのです。
二男も、このおはなしが理解できたらしく、とてもよく聞いていて、心に残ったようでした。