娘と読んだ3冊目の「14ひき〜」シリーズ。「14ひきのこもりうた」と「14ひきのせんたく」を読んでから、半年以上の月日が経っていました。娘は、「さっちゃん、おおきくなったねえ。とっくんは、あかちゃんのまんまだね!」と、まるでなつかしい友に再会したような喜びようでした。毎回読み始める前に、まず表紙の絵を見て、「1、いっくん! 2、にっくん! 3 さっちゃん!・・・」と、全員の名前を確かめてから、ストーリーに入ります。3冊目ともなると、それぞれの性格や役割分担などまで理解していて、「もう、にっくんたら、いたずらなんだから!」とか、「さっちゃんとよっちゃんは、おおきいおねえさんだから、おうちで、おかあさんのおてつだいをするんだね。」などと、楽しく解説を加えてくれます。シリーズ全般をとおして言えることですが、細かい描写を見つけて、サイドストーリーを作っていくのも、子どもたちの楽しみの1つだと思います。「くんちゃんが、とっくん、おねしょしちゃったよ、って、おかあさんにおしえてあげてるね。」「ろっくんのゆびに、とげがささっちゃて、あかくなってるよ。まだいたいんだね。」「くんちゃんは、おにんぎょうさん、わすれていっちゃったから、おにんぎょうさんに あいたくなって、ないちゃったんだね。」・・・娘のおはなしを聞くのもまた楽しいものです。
摘みたての野いちごと、やきたてのパン。14ひきのあたらしい1日のはじまりです。本当にしあわせな1日が待っている、という気持ちになる、朝の食卓の風景。私たちの心まで晴れやかになります。