母親が子供に優しく語りかけるような文章に、永田萠さんの、あの独特の色彩に満ちたイラストがつけられています。
絵本というよりは大人の詩集といった趣ですが、読んでやると娘が身体をすりよせてくる子供にとっても優しい一冊です。
甘えたさんには、子供心が描かれた絵本だけでなく、こういった語りかけの絵本も有効ですよ。読み手も心から優しい気分でベタベタできて、お互いのストレス解消になるかと思います。
あとがきで、どの子もみんな神さまからの贈りものだから、たくさん食べて大きくなあれと書かれていますが、あれだけそう思って育ててきたのにいつの間にか幼稚園にもなれば日々の出来事に埋没してしまっています。
ちょっぴり生まれた時の喜びを思い出しました。
お祝いにも良さそうですね。