「もっと欲しいな」って思ってしまうのは子供の正直な気持ちでしょう。子うさぎましろもサンタさんからプレゼントをもらったけれどもっと欲しくなり、燃え殻の炭を体にこすりつけ黒いうさぎになってもう一度プレゼントをもらいに行きました。サンタさんはその黒うさぎがましろだと知っていたけれど、種をプレゼントします。体に塗った炭がとれないことに気が付いたましろは自分の行為を反省し、その種を地面に埋めるのでした…。
何か日本らしさを感じさせるクリスマスのお話です。素朴で、純粋で。自分が子供のときに読んだ作品であることから、わたしにとってクリスマスはきらびやかに飾り付けるものというよりは、このお話のような清らかなものという印象がありました。息子にも分かってもらえたらいいな。数年前に読んだときはちょっと長かったのか、あまり反応が得られなかったので、今年のクリスマス、また読んでみようと思います。