明日が来なければいいと、胸がキュッと痛くなる夜は子供にも大人にもある。そんな気持ちに優しく寄り添ってくれる絵本です。穏やかに流れていくお話は、コンプレックスで硬くなったゴワゴワの毛をふわふわにほぐしていくように、ゆっくりと丁寧にウールと私たちの気持ちを柔らかくしてくれます。少し文字が多いので、2歳の娘は飽きて最後まで読めないかしら?と思いながら読み聞かせましたが、最後のページまでじっと聞いてくれました。ウールが、明日をこなくするためにアレコレするページが特にお気に入りのようで何度もココよんで!と言っています。