子どもって砂場で山を作るの好きですけど、
あなを掘るのも大好きですよね!
しかも掘っているところを邪魔されるとちょっと怒ったりして・・(笑)
子どもたちにとっては、自分たちが普段していることが取り上げられている上に、
はっきりとした絵のタッチで描かれているので
興味を引きやすい作品なのではないかと思います。
「あなを掘る」という行動を「自分を掘り下げる」と捉えて、
子どもの成長を哲学的に描いていると思うのですが、
注目すべきは何も言わずに見守ったお父さんの存在だと思います。
子どもは遊びの中でたくさん成長しています。
喧嘩だったり、譲り合いだったり・・・
子どもの世界にもきっと大変なことはいっぱいです(笑)
それを何も言わずに見守れる存在というのは大切だと思います。
大人としても、ちょっといろいろと気づかされる作品です。
子どもたちにはもちろん、お父さん、お母さんにも是非出会ってもらいたい絵本ですね。