学生が図書館や、警察署に取材をして、情報をまとめて発表する流れを具体的に説明した学習絵本。
普段からよく利用している図書館のしくみが良く分かった。カウンター業務を減らし、他の大事な業務に集中するために児童貸出機を設置するなどの工夫をしている。本の修復や、保管方法、新しい蔵書を選ぶ会議など、改めて自分から調べることはたぶんないだろうけど、知らなかったことがいろいろ片付いてしまった。
警察署はそうそうお世話にならないが、免許証の更新や、道案内、落し物など、犯罪・治安以外にも仕事が結構あることが意外だった。警察署内の道場で訓練していたり、災害訓練を地元の住人と一緒に行ったり、パトロール(最近よく見かける)をしたり、なかなか大変だ。
最近はネット犯罪や特殊詐欺などが話題に上ることが多く、警察内でも新しい犯罪を防止・対策するためにいろいろなことをしているのだろう。
路上の警備や交番などの、目に付く場所での仕事だけではなく、いろんな仕事があって、実に大変な職業だ。
子ども向けの本だが、改めて読むと、意外と知らないのに知っていることにしてしまっていることが、非常におおいのに気づいた。たまにこういう本を読むといいと思う。