娘2歳で、本屋でも図書館でも手にとりたがったので買いました。
それからはすごく好きで、繰り返し繰り返し読みました。動物園へ行ってゴリラを見れば、全部ちびちびちゃんでした。
ところがその頃の私には、このテーマがしっくり来ず、なにをもって伝えようかと読みづらい本でもあったのです。
時は過ぎ、いつの間に卒業したのか持ってこなくなり、入園してから日々成長を喜ぶ母がふと読みたくなり、それは心を込めて読んだけれど、「(大きくなってしまった)ちびちびちゃんが恐いねん」と一蹴。
あんなに好きだった、一番気に入りのシーンなのに。
そんな娘がよく口にするのが、「大人になってもお母さんの子でいていい?」「大きくなっても抱っこしてくれる?」といった言葉。
成長に不安を持っているのかと読んだのですが、ちびちびちゃんが恐いとな。
いろいろなことを感じている子供と一緒にある本かもしれないと思いました。
またしばらくして読んだら、捉え方も変わっていることでしょう。
成長の喜び、変わらぬ愛情を伝える本。ずっと本棚に入れておいて、時々読んでみたいと思います。