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ぼくはあるいた まっすぐ まっすぐ」 ジュンイチさんの声

ぼくはあるいた まっすぐ まっすぐ 作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:林 明子
訳:坪井 郁美
出版社:ペンギン社
税込価格:\1,430
発行日:1984年
ISBN:9784892740367
評価スコア 4.6
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みんなの声 総数 143
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  • 日米の最高峰のコラボ作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    この作品は、”Willie’s Adventures”という作品に収められた3編のひとつ”Willie’s Walk”をもとに創られたお話と但し書にあります。
    作は、マーガレット・ワイズ・ブラウン。
    実に1944年の作品です。
    そして、絵は、林 明子さん。
    この二人の作品ですから、外れのはずがありません。
    それにしても、凄いコラボレーションだと思います。

    電話が鳴っているシーンから物語は始まります。
    1984年の初版本ですから、ダイヤル式の懐かしい電話ですが、主人公のぼくが電話に出ます。
    相手は、おばあちゃんで、ぼくにひとりで来るようにとのお誘いの内容。
    行き方は、とにかくぼくの家の前の道を、真っ直ぐに行くというもの。
    ぼくは、直ぐに真っ直ぐ歩き始めます。
    物を知らないぼくは、目にするものが全て新鮮。
    直ぐに田舎道になり、花とか野イチゴや蝶に出会います。
    小川を渡り、丘を越えると、家らしきものに到着します。
    でも、そこは馬小屋。
    次の家らしきものは、犬小屋。
    その次の家らしきものは、ミツバチの巣箱。
    何とかミツバチから逃げて、やっとのことでおばあちゃんの家に到着するのです。

    ぼくは、日本人に見えるのですが、町並みが南欧のような感じで、おばあちゃんも洋風な趣がします。
    ケーキを二人で食するシーンで終わるのですが、そのアメリカンサイズのケーキや、巨大なコップは、どう見ても日本らしくなく、国籍不明という感がありました。

    でも、林明子さんならではの、優しい絵は、見るものの心を掴んで離さないはず。
    おそらく、同年代のお子さんだと、感情移入してしまって、手に汗握るストーリーに興奮してしまうのではないでしょうか?
    最初にぼくが電話を取るシーンの壁には、おばあちゃんの絵が飾られていたり、裏表紙には、ぼくがケーキをほお張るシーンがあったりと、小技も光ります。
    何より凄いのは、その絵の余白の使い方。
    実にバランス良く、白い余白に文章がある構図は、計算し尽くされたものだと思います。

    ぼくの一人称で書かれた文章は短く、読みきかせし易い作品で、幼稚園位までのお子さんにオススメします。

    投稿日:2011/08/18

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