『ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ』は、その題名のままのお話です。
おばあちゃんから電話がかかってきます。そして、ぼく1人で、おばあちゃんのおうちに行くことになります。
おばあちゃんからは、おうちの前の道をまっすぐ行けばいいって言われるんですね。
だから、ほんとにまっすぐまっすぐ歩いていくんです。
途中、花を見つけ、おいしい実を見つけ、靴をぬいで小川を渡り、ぼくは反対向きに小高い丘を登っておりる。
ぼくのはじめての小さな冒険は、いろんな発見がありました。はじめて見る花、はじめて見る実、行く手をふさぐ小川に高い山。
こわいかな、どうかな、とおそるおそるながら、おばあちゃんに言われたように、ぼくは、「まっすぐ、まっすぐ」ほんとにまっすぐ歩いていくんですね。
小さな男の子の様子がとにかくかわいらしい。
この舞台は外国なのかな、街のたたずまいや、田舎の風景、おばあちゃんちの家の様子など、やっぱり、林明子さんの絵はいいですね。