水の中のかっぱガータロのくには、ふしぎそのもの。
子どもは不安そうに話を聴き、見入っていましたが
はからずも読手の親の私が、先に感極まってしまったこと、思い出します。
楽しさに惚けて、普段は忘れているのですが
ある時、自分のくらしの中心が、大げさに言えば
生きている思いの中心が「わたしのおうち」であることに気づき、
知らずにいた自分、自分のまわりにいる人のことを思い出して
とてもメランコリックになったその瞬間を、思い出させてくれたのです。
魔法のまじないと地図を手に、ガータロはおっきょちゃんを
「わたしのおうち」へ無事とどけてくれました。
ありがとうねってガータロに、
ガータロのおとうちゃんとおかあちゃんにも
娘はお礼を申しておりました。
降矢奈々さんの水彩に感謝。
天国の長谷川摂子さんに、合掌