ご存じの方も多いと思いますが、この本に載っている「いるか」という詩は「光村図書」扱いの国語の教科書で、まどみちおさんの詩の少し後でもに、2年生が初めて(授業の進み方にもよるので、言い切ってはいけないかもしれませんが)「詩」を習う授業で使われています。
なので、子どもたちにとって「ことばあそびうた」を知らなくても、「いるか」という詩は、馴染みのある作品ではないでしょうか?
この、短い詩の中にたくさんの遊び心があって、リズム感も良く、早口言葉で覚えたら、さぞ楽しいだろうなと、感じる谷川さんの「いるか」が、私は大好きです。
他に掲載作品で、「かっぱ」や「だって」「十ぴきのねずみ」など、面白い作品がたくさん載っているので、「いるか」を習った後で、ぜひこの本を手にして読んでみてほしいと思います。