刺繍でつづられるそれは優しいやわらかなおはなしです。クリスマスイブの日、あっちゃんはケーキのお買い物を頼まれます。ところが、ケーキ屋さんはすごい人だかり。小さなあっちゃんにケーキ屋さんはちっとも気がついてくれません。そのうち、ケーキのガラスケースが空っぽになってしまいました。思わず泣き出してしまったあっちゃんにケーキ屋さんは、特製のケーキをもってきてくれました。・・・なんて素敵!ベッドに入るあっちゃんは、サンタさんへもケーキをお皿に乗せて用意します。翌朝目覚めてみるとお皿はきれいになっていました! 娘は、このシーンがとてもお気に入りで、この本とであってから、かれこれ4回ものクリスマスが過ぎましたが、毎年夜中にケーキを食べるのが母の務めになりました。ほんわか夢のある優しいお話です。絶対におすすめ!