筒井頼子 作、林明子 絵と言えば、「はじめてのおつかい」がつとに有名ですが、この手の作品を作らせたら他の追随を許さない領域にあると思います。
お話は、主人公のあやこが遊んでいると、おにいちゃんがこっそり外に遊びに行こうとするシーンから始まります。
直ぐにあやこは気づいて、おにいちゃんの服を引っ張るのですが、こうした1コマが実にリアリティに溢れています。
その後も、外に遊びに行きたいおにいちゃんは、何度かトライするのですが、その都度あやこに見つかってしまい、結局、あやこも連れて行くという物語です。
我家の兄弟は7つも離れているのですが、やはり、同じ光景があって、仲の良さがひしひしと伝わってくる素晴らしい作品だと思います。
読み聞かせにも向いているし、また、大人特に、ママの共感を得ること間違いないオススメの作品です。