おにいちゃんが楽しいことをしようとすると、絶対に自分も一緒にやるぞ!と、どこまでもついていこうとするあやこ。まったく、どこに目がついてるの?というくらいおにいちゃんの行動を読んでいます。本当にこの不思議な力には脱帽です。
この本を読んだ娘が、「同じ!」と叫びました。確かに娘が小学校低学年の頃まで、弟はどこへ行くにも「ぼくも」と後を追いかけたものでした。娘は、どこまでも弟を追っ払い、あやこのおにいちゃんのように優しくはありませんでしたけれどね。
後から考えてみれば、弟や妹が後を追いかけてくるのなんてほんの一時期なのですが、どこのきょうだいにも起こること。「うちと同じ!」と共感ながら読める楽しい絵本です。