ハッピーエンドのよくできたお話ですが、よく考えると不思議がいっぱい。
貧乏な若者と長者ドンの息子が一緒に旅に出るわけがない。
鬼ばばは追っかけてこなかったのでしょうか。
おじいさんが本当のことを言っているかどうか、鬼ばばに会った後で簡単に信じちゃっていいの。
若者は命の恩人だったのでしょうか。
物わかりのいい長者ドンが財産の半分をあげたら、あまりいい結果が見えてこないのですが。
若者の話す言葉も長者ドンの息子にはなれなれしくて、他の人にはやけにあか抜けた丁寧語。
と、突っ込みすぎたかもしれないけれど、地味な面白さをもった民話でした。