図書館のクリスマスコーナーに飾られていて、時期的にぴったりだったので借りました。訳が江国香織さんだったのもあり、ちょっと期待していましたが、3歳の息子には難しかったかも知れません。
というのも、サンタクロースの名前で出てくるのではなく、「セント・ニコラス」ですし、絵もいわゆるサンタさんの姿ではない。文章の長さは読み聞かせにはぴったりでしたが、「サンタクロース」の登場を求めている人にはちょっと違うかも知れません。その上、最後はねずみが出てきて「なんで?」という感じでした。レビューを書くために何度も読み返してその意味がわかりました。ちょっと深い本なので、大人向きのような気がします。
でも訳の文章は江国さんらしい、言葉の連なりでよかったですし、絵も美しかったです。やっぱり大人向きかな?