日本の昔話は読み聞かせてあげたいけれど、
いざ選ぶとなると、どれが適当なのかと頭を悩ませるものです。
この「ももたろう」だったら、自信を持って子どもに読んであげられると思いました。
前々からももたろうと言ったら、これがいいと噂に聞いてはいたのですが、
読んで納得。
表紙の絵も力強いももたろうの感じがでていますが、
文章も
「むかし、あるところに」に始まり、
「めでたしめでたし」で終わるまで、
昔話らしい程よい重みがあるように思います。
ぱっと見日頃あまりなじみのない雰囲気からか、
ちょっと見せただけではあまり関心を示さなかった子どもたちも、
2・3回読んであげるうちに、文章の魅力にも気付いたようで、
普段は使わない言い回しの部分を諳んじてみたりと、大好きになりました。
図書館で借りてきた本ですが、これは購入して手元に置きたいと思った1冊です。