動物画の第一人者として知られる薮内正幸さんの作品です。
最初の見開きに、
「○○○は、どうやって ねるのかな?」
とあって、
次ページに、
「○○○ってねます」
と解答があるという構成です。
いつもながらの薮内さんの絵は、見る者を圧倒します。
その毛並みまでも一本一本丁寧に描いた精緻な絵は、絵本から飛び出さんばかりのリアリティに溢れたもの。
そして、この本が良いのは、動物が寝るということにポイントを絞り込んでいること。
腹ばいになって寝るという発想しかなかったのですが、動物それぞれに寝る姿があって、大人でも学ぶことが多いと思います。
特に、フラミンゴとかラッコなんかはビックリのはず。
「どうぶつのおやこ」「どうぶつのおかあさん」等と一緒に読み聞かせすると、効果は絶大だと思います。