以前、テレビで蟹江敬三さんがこのお話を語っておられるのを見ました。
とても臨場感があり、印象的な作品であったので、原作でも読みたいと思っていたところ手にしました。
副題に「こんにちは敵さん さよなら戦争」とあるので、大体のことは予想がつくかもしれません。
考え方ややり方が違えば、同じ民族同士でも紛争になることがあります。
ですから、戦争が起こる原因を解消するようなことにはなかなかならないのが悲しい現実でもあります。
絵本はこの辺のところを実にシンプルに描いてくれます。特には風刺的に。
今できなくても考え続けることで、何とか糸口が見つかるのかもしれません。
自分のこととしてとらえていきたい問題だと思いました。