『GUTEN TAG、 LIEBER FEIND!』が原題。
「こんにちは敵さん さよなら戦争」の副題の訳がいいですね。
ドイツの作家による、風刺の効いた寓話のような作品。
川を挟んでにらみ合う青い服の兵士達と赤い服の兵士達。
それぞれの将軍は敵に向けて大砲を!と息巻きますが・・・。
何とも象徴的な展開です。
そもそも、戦争における憎しみはどこから起きるのか、
その愚かさがわかりますね。
赤や青の服を脱げば、ほら、普通の人間。
こんにちは、と挨拶すればほら、分かり合えるんですね。
「こんにちは、敵さん」なんて発想は意外ですが、
でも、平和ってそういうものでしょう?
今年の原爆平和記念式典で小学生6年生二人が読み上げた
「平和への誓い」を思い出しました。