…とにかく、ガブがかっこよすぎます。
「へっいまさら メイをくえるわけ ないっすよ」
「いのちをかけても いいともだちか」
…メイの、聡明で、芯の強い性格も大好き。
「うるさい! 私の気持ちを信じてないから、あんな下手な芝居をしたんでしょう?」
「いのちだって いつかは終わりがくる。でも私たちが出会えて友達だったことがきえるわけじゃないって」
この絵本は、正直、彼らの周りを取り巻く環境が、あまりにも苛烈に過ぎるのですが、
その中にも、笑わせてくれるシーンがあるのです。
でも直後に、読むものを突き落とし、愕然とさせる部分がある。
木村裕一さんは、稀代のストーリーテラーですね。
涙が止められない。だけど、だからこそ、だからこそこの絵本の訴えたいことが、真に迫って伝わります。
次の巻の「まんげつのよるに」も出ていますが、
私は、この「ふぶきのあした」が最終巻だと思っています。
個人的な意見ですけど…。