小さな女の子スーちゃんの日常を描いてくれているとてもかわいらしい幼年童話でした。
スーちゃんは4,5歳くらいでしょうか?
9つの短いお話になっていて、パパやママ、大切な友達(人形の)セモリナなどのキャラクターたちが、スーちゃんを盛り立て、楽しい世界を見せてくれます。
大げさなことは何一つありませんが、1つ1つの会話やスーちゃんの行動がほのぼのとしていて、読んでいるうちにとても幸せな気分になります。1話1話が短く1つの起承転結でまとめられているので、順番に読まなくても話は十分通じます。
小さなお子さんにはぜひ、読み聞かせてあげてほしいです。
スーちゃんの考えや行動は、身近な小さいお子さんたち(自分の子どもの小さい時を含め)通じるところもあると思うので、
読み手の親も、聞き手の子どもたちもうなずき合いながら楽しめるのじゃないかと思います。
特に第2話の「るすばん」はパパとスーちゃんの会話がとても楽しいです。
私は個人的にとても気に入ったので、機会があったら、お話会などで読んでみたいと思います。