まずはアンゲラーの絵のすてきなことで高評価。泥棒が使っている武器が愉快で高評価。盗むのはよくないとかそのお金を善行に使っているからいいとか大人がモヤっとするのは不粋な気がします。でもその事について子供達が考えてモヤっとしたり議論が広がったりするのならば、それこそアドバンテージで高評価。そもそも物語だから良い悪いだけじゃない。ストーリーの中でドキドキしたりハラハラしたりする感覚を楽しむ経験をしたらいい。こんな、ダークな感じなのに温かみのある絵の中に飛び込んでの事ならば尚いい。何が言いたいのかな?何が悪くて何が良かったのかな?ばかりじゃない読み聞かせがあったっていい。ただただご本のページを捲るのが楽しい物語の世界を楽しむ本との出会いが読書好きを育てる第一歩だと思うのです。私はこの絵本大好きです。そういうご本と1冊でも多く出会ってくださいね。と子供達へ伝えています。