表紙の絵を見て、なんて自然豊かな所なんでしょうと思いました。
すもも、さくら、なし、ピスタチオ、春のパグマンの村は、花でいっぱいになります。夏は取入れで、一番楽しい時。
でも、今年の夏、ヤモのにいさんは、戦争でいません。
いっけん平和そのものの町の様子ですが、よく見ると、あちらこちらに戦争の影が、見え隠れしています。
そして、最後のページには、衝撃の事実がかかれていました。
このお話は、作者が、アフガニスタンを旅した時の村をモデルにして作られたそうです。同じ地球上では、このような目に会っている子どもたちがいる事実を知らされました。
戦争は、罪もない子どもたちを苦しめます。そんななかで、明るく強く生きているヤモの姿が、力強く感じます。ヤモは、今、どうしているのでしょうか?アフガニスタンのすべての村に、一日も早く、平和が訪れますよう、心から祈ります。