あさのあつこさんの大ファンで、児童書から大人向けの小説まで、手当たり次第読み漁ってます(笑)。
中には、思春期の長男・長女には、刺激が強すぎないかな〜と、焦ってしまう描写が出てくる作品も多くある(でも、全部好き♪)のですが・・・これは、正真正銘の児童書(笑)。
低・中学年の子にも、安心して読める作品です。
黒くてかっこいい野良猫=ツキノワを通して、今までほとんど話したこともなかったクラスメイト=小原さんとかかわるようになった真由子。
人にどう見られるかではなく、自分がどうしたいかで、行動できる小原さんに、時々反発しながらも、惹かれていく真由子の気持ちが丁寧に描かれ、共感を覚えます。
女の子同士の複雑な人間関係に悩み始める、小学校中・高学年の子に、ぜひ読んでもらいたい本です。
私が読んだのは、長谷川知子さんが絵を描かれた、小さいサイズの本でしたが、長新太さんの描かれた「ツキノワ」も魅力的ですね?!