新刊だったので、手にとりました。
作者はあさのあつこさんです。
「怪談えほん」シリーズの13巻です。
最初読み始めた時は食育の絵本かな?と思ってしまうほど、食べ物がたくさん出てきたのですが、
主人公の少年の食べるものがだんだん怪しくなってきて、最後は昔話の「ついでにペロリ」的な展開で終わるのかと思いきや……。意表を突かれた終わり方で、ゾッとしました。
加藤休ミさんの絵がなんともいえず、こわ面白いです。
ラストシーンだけ白黒なのもインパクトがありました。
なにより怖いのは笑顔で「ぼく」を誉めまくるパパとママの姿でした。
読み聞かせで使うなら、読み終えた後に裏表紙もしっかり見せてあげてほしいです。
最後までブラックなつくりになっています。