にっぽんのむかしから つたえられた たくさんの色のなまえから、22色を あらわしてみました。
と序章にあるように、
この絵本は、日本古来の色を絵本にしたものです。
パラパラと開いてみても、なんとなく、
「ああ、これは日本の色だな」と思うものばかりです。
パっとした、ヴィヴィットな色ではなく、
どことなく、あいまいというか。
色の中に、シンプルな絵がポンと浮かんでいて、
趣があります。
簡単な色の説明も、子供に分かり易く、
全体的に、非常によく出来た本、と言えると思います。
この絵本を開いた後は、目にたっぷりと栄養を与えたような気がする私でした。