ゾウの特長いったら長い鼻!大きな体でドシンドシンと歩き、耳をパタパタさせてパォーンと鳴く。絵本に出てくるゾウは灰色が多いけど、実際は土の色に近いような色。
この絵本ではカラフルなパッチワークぞうのエルマーが主人公なのですが、他にもたくさんのいろんなゾウが登場します。
若いゾウ、年とったゾウ、痩せたのや太ったのやノッポのゾウ…。息子はたくさんのゾウが描かれているページが気に入ったようで、耳の形や大きさ、鼻の形、脚の長さ、しっぽの長さなどを比べて大喜び!特に年をとったゾウは印象的です。
そして、この絵本の中では『ぞういろ』という表現でエルマーとの区別をしていますが、ゾウの色も微妙に違うんです。
5歳の子にとっては可愛くて楽しいゾウのエルマーのお話…ぐらいにしか思わないかもしれませんが、みんなと違う事を個性と気づき、お互いに認め合う。とても大切なメッセージがこめられた絵本だと思います。