ある日のこと、モグがお昼寝から起きると、周りの様子がいつもと違いました。いつもより、たくさん人がいて、みんな忙しそうで、だれもかまってくれません。落ち着かないので、外に出ると、大きな木が歩いてくるのが見えました。それに、大きな声で話すので、モグは、怖くなって、屋根の上に上がり、夕ご飯の時間になっても降りてきませんでした。
クリスマスの準備で忙しい家の中では、モグは、みんなの目にとまらなかったようです。でも、それは、モグにとっては意味の分からないことなので、このような行動に出たのでしょう。
でも、モグに対する、みんなの気持ち、そして、クリスマスを大切にしている家庭の様子が、とてもよく伝わってきました。
表情豊かなモグの描き方、、作者のねこに対する愛情が、溢れているようです。