主人公のケンタは、縄跳びが苦手です。いつも引っかかってしまうからです。
クラス対抗の大縄跳び大会が近づいたある日、放課後に公園に集まって、みんなで特訓をすることになりました。
それを言い出したのは、ツヨシです。
いつもツヨシに怒られているケンタは、ツヨシが苦手です。
だから特訓をさぼろうとしました。
でも、逃げ出そうとしたその時!
カエルの帽子をかぶった二人のおじさんにぶつかりそうになって、そしてなぜか、おじさんの縄跳び練習に付き合わされることになりました。
苦手なことから逃げがちなケンタが、逃げない男の子になっていきます。
ツヨシのケンタに対する評価が、最初のページと最後のページでは全然違います。
そのことから、ツヨシは、意地悪な男の子ではないことに気付きます。
読むたびに何かを感じる、奥の深い絵本だと思いました。