表紙を見る限り楽しいお話かと思いきや...
切なくて親子で泣いてしまった一冊です。
お父さんを亡くし贅沢できない暮らしをしている女の子、ちいちゃんはお母さんと2人ぐらし。
ある日段ボールに入っている子猫を見つけ、『ちい』と泣くその猫にまるで自分の名前を呼ばれているよう、と拾って帰ってきてしまいます。
アパートは猫を飼ってはいけないルールです。お母さんはお金もかかるし家では飼えないよ、とちぃちゃんに告げます。
お母さんとちぃちゃんは飼い主さんを必死で見つけようとしますが、なかなか見つからず...。
そんなある日、ついに大家さんに猫のことが見つかってしまいます!早く飼い主を見つけないと保健所に連れて行かれる!!
飼い主は見つかるのでしょうか。
ちぃちゃんが最後の最後でお母さんにダダをこねる場面に号泣。ふとみると、一年生の我が息子も泣いていました。
楽しいお話では決してないけれど、息子なりにいろいろ感じることがあったのでしょう。