「サンタクロースがいるのか、いないのかー。」
とっても素朴な、しかしどう答えていいか困ってしまう質問です。
うれしいことに、そしてちょっぴり寂しくはありましたが、私の娘たちからはこの質問をうけたことがありませんでした。
娘たちもなんとなく気になっているのだけれど、言葉にしてしまうのが怖かったのかもしれません。
この本を読み終わってしまえば、この質問にはこの本の話をすればいいと思います。
それほどびっくりするような、クリスマスの奇跡が描かれています。
それは最後のとっておきとして、サンタクロースがいるのかいないのか悩んでしまった少女メリーは大好きなおばあちゃんのところに行って、聞いてしまうのです。
この時のおばあちゃんの答えが素敵です。
「毎年、サンタクロースのお手伝いをしているの」
「サンタクロースは、自分の姿を、けっして見せないものなのよ」
さすがおばあちゃん、うまいことを言う。
世界にはたくさんのサンタクロースのお手伝いがいるのです。
私もかつてはそうでした、いえいえ、まだまだお手伝いをしています。
どうしてかって?
だって、こんな素敵な本をみんなに教えてあげられるのですから。
実はこの本の奇跡のことはここでは触れていません。
ですから、この本を読むときは、奇跡を信じてきちんと読んで下さい。
きっと、驚きます。